YOKOからのちょっとアドバイス

 
医療を実践する側とそれを受ける側との間には大きな意識のズレがある事は否めません。     

何故なら患者さんにとっても「妊娠すること」それ事態が、一般的に当たり前の自然現象と

して認識されているから。でも実は妊娠の舞台裏では、それはそれは感動的なドラマが繰り  

広げられられ、 まさに

「It's a miracle!!」

の世界がそこにはあるのです!

       私達が、いえ生命体全てが、今この世に存在する証は、
 いわば偶然の積み重ねの結果・・・。

治療を始められる方、そして治療中の方、まよっているあなたへ、
これから始められる方へ・・・
現在治療中の方へ・・・
そして・・・・まよっているあなたへ・・・

 

 

 

これから始められる方へ・・・

妊娠ってどうやってできるの?
他の人となんら変わった事してないのに、
なぜ私は妊娠しないんだろうか?
不妊症の治療って一体どんなことするの?
なんだか恥ずかしいし、妊娠してもいないのに
産婦人科なんて変じゃない?

私と主人のどっちに原因が?

・・・YOKOからのちょっとアドバイス・・・ 

様々な思いが頭をよぎりためらいや不安も多いはず。でもほんの少し勇気をもって専門医を尋ねてみてください。
今や
10組に1組の割合で不妊のカップルが存在すると言われています。
先にも述べた様に、カップルが愛し合い卵と精子が出会い受精し、子宮に着床する.。この行程には卵と精子にとっていくつもの偶然がかさなりさらに過酷な試練をかいくぐって行かなければならない厳しい現実があります。
無事に受精卵が子宮内に着床できたら一息、思わず「よく頑張ってここまでこれたねえ。」と声をかけてあげたくなる程。
ひとまず、
女性のからだの仕組みやその名称、そして妊娠する仕組みを理解しておくことは大切だと思います。病院にいっても全く知識のないままだと(例えば「卵巣」「卵管」「子宮」などの名称は検査や治療をする上では日常的に使われるものですから)自ずと気後れし、何の事を言われているのか、何をされているか分からなくて不安になりますよね。

高度な生殖医療の進歩がクローズアップされている現在ですが、特別な場合を除き、あくまで不妊症の治療の多くはいわば排卵の時期にあわせ夫婦生活をもって頂くという、いたってシンプルで自然な状態を基本に考えられています。ですから特別な場合を除き、初めから精神的・肉体的・経済的に大きな負担を感じる事は少ないと思います。あと気をつけなければいけないことは病院に行けばすぐに結果が得られる、と思いこんでしまうこと。不妊症の診療は女性の月経周期にそって進められていきます。通常排卵は月一回、多い人でも二回という少ないチャンスしかありません。勿論、偶然初めて病院に行ったその周期に妊娠!という結果が出る方もありますが、その方はとても幸運な方ですね。でも、言い換えれば妊娠のチャンスは時としてとても身近に存在する、という証でもあります。(いかに神秘的なものか!)

生活環境の悪化、現代人を取り巻くストレスなど、個人レベルでは防御しきれない事も大きな要因となっている事実を鑑み、「不妊」は今や夫婦だけで解決できる域を超えた社会問題の一つとしても考えて良いと思います。 

   焦らず、気持ちをゆったり持って、まずは診察を受けてみましょう。

 

女性の体についての基礎知識をMFCのホームページで見てみよう!

病院選びは?

初めての受診・・・ドキドキ!! 

現在治療中の方へ・・・

 治療を続けているけれどなかなか結果が出ないな。
この先どんな治療をどの位の期間続けるの?
まさか重症の不妊症?どこがどう妊娠に適してない?
毎日の生活は治療のことで頭の中が一杯!
なんだか治療に疲れて、
休みたいけど休むなんて先生に言い出しにくいし・・・。

・・・YOKOからのちょっとアドバイス・・・ 

今ご夫婦が受けておられる検査や治療はどういった内容ですか?
治療を受けておられる期間はどのくらい?

現在では不妊症の原因は的確な検査を実施することでほとんどが判明するので、遠回りをせずポイントをおさえた的確な治療を実施することが可能になってきました。でも原因に対する治療とは言っても、風邪をひいたから薬を飲んで治す、とか、骨を折ってギプスをあてて暫くじっとして治す、といった治療とはちょっと訳がちがいますよね。なぜそうなるかというと、生命の誕生を期待する場所が人の目には決してふれることのできない環境の下で行われているから。

不妊症の原因はそれこそ千差万別。結果を急ぐあまり気持ちがめいることだって多々あります。治療に疲れたらたまには休んで、旅行や趣味・スポーツで気分転換!元気を取り戻したらまたチャレンジしてみたら良いのでは?何故か元気な気持ちの時は治療も幾分楽しいものとなるものです。

そして大切なことを付け加えますが、治療をしたからといって必ずしも全員が良い結果を得られるというわけではないこと。これはどんな病気に対しても言えることですが、どんなに医療が発達しても「絶対」という言葉はありません。これはくやしいけど現実なのです。でも可能な限り希望に向かって一人ひとりが前向きに努力しチャレンジすることは、これからの人生にとって決して無駄ではないと思うの。実際私も治療を受けた事により、人の限りない欲望やそれが満たされない悲しみ、前向きな姿勢、人の心の痛み、人の優しさなどなど知ることで、精神的に成長できた部分もたくさんあると感じています。私自身どちらかというと自己中心的でわがままな自分の性格に多少の喝を入れてもらった、そんな気持ちにさえなりましたよ!!

話は元に戻りますが、治療を受けて行く上であなた自身が治療への不安や疑問を感じた時、どのようにしてそれらを解消していますか?主治医の先生や看護師さんはちゃんとあなたの悩みに答えてくれていますか?医療と患者さんが協力しあってこそ真の成果が得られます。

医療側の取り組みとしては、医療技術のレベルアップもさることながら「心」というデリケートな部分へのサポートもやっと重要視されるようになり、現在では心身両面への関わり方について学ぼうという姿勢も広まってきているようです。

もっとも、心がひどく重くなってしまったときには現在では心のケアに重点をおいた産婦人科も登場しているようです(カウンセラーの設置や心療内科併設)から、そんな場所も利用してみても良いと思いますよ。

そしてこのホームページもそんなあなたのちょっとした心の安らぐ場所となれば私も本望です。

  主観的にならない、焦らない、、、何しろミラクルなんだから!!ねっ!


 治療についての悩みは?

   ・治療のステップアップについて

   ・治療を受ける皆さんの情報収集は?

   ・ご夫婦の考えは? 

 

 

そして・・まよっているあなたへ・・・

心の迷いは誰にもあるもの。

このまま治療を続けて、
一体私はどうなっちゃうの?
いつまで頑張ったらいいの?

こんな思いは治療を経験した方なら誰しも一度は必ず思う事。
努力してもすぐに結果の出ない事ってたくさんあるよね。

 

・・・YOKOからのちょっとアドバス・・・  

ご夫婦の治療状況をよく医師と相談してみること、夫婦の間で話し合ってみることだと思います。よく聞く言葉かもしれないけれど、妊娠できる・出来ない、子育ての経験がある・ない、ということであなたやご主人の人間的な価値が決まるわけではないもの。あなた若しくはご夫婦が、赤ちゃんが欲しいという素直な気持ちを抱き、その為に治療をすることで努力をした。でも、もし最終的に、思うような結果を得ることができなかった、あるいはなんらかの理由で治療を断念しなければならなくなったとしても、あなた方はある目標に向かってひたむきな努力をしてきた。その事実こそが必ずやこれからのお二人の人生にとって決して忘れることのできない深い絆として反映されるに違いない・・・、 そう思っています。

皆さんがそれぞれ持っているの心の迷い・悩みはどんなことですか?

           良かったらお話してみてください。