about MYSELF -私のこと-

ふぁーたいるねっと 
         
開設者の私(YOKO)につて・・・・・

 

ヲちょっと若向きで違い過ぎててヒンシュクかってます。

名前 YOKO(ヨーコ)
         
不妊症の治療から妊娠出産・心のケア・・と、女性の健康を
トータルにケアしている医療機関に在籍中。 看護師でもエンブリオロジストでもありません。 私の主な役割は、医療と患者さんを結ぶ架け橋のようなもの。
具体的な内容はここをクリックモ
         
医療現場では生殖医療について他のスタッフと共に医療内容の多くを
学び、また、「不妊症」という実に厄介な現象(?)を自らも体
験したという経験もあり、生殖医療を実施する側と医療を実際に受
ける側の両方の立場で不妊をとらえてきました。
学会・講演会への参加や、たくさんの患者さんとの日々の
直接のふれあい、といった情報渦に身を置いていた結果、
そこで感じたことをこのまま自分の胸の内に納めておくのはもっ たいなさすぎる!!
と感じ、もっと多くの人と分かち合いたいと 思い立ち、全国のみなさんに向けて情報を発信するためにこの ホームページを開くことにしたのです。

↓つづく

  

 

 

YOKOプロフィール
生殖医療について私が感じる事

 

 

 

 

   

 

 

 

 

YOKOプロフィール
***YOKO's PROFILE***

  血液型は、A型。星座はさそり座。年齢は・・才になりました!!
   このくらいの年齢になると「一体私って今何歳??」と年齢が判らなくなるん
   ですけど・・・、許されますか?
 趣味はいろいろ・・・。
   
   お茶(免許あり)。お花(小原流免許皆伝)。料理(何でもござれ)。
   ゴルフ(うまい)。スキー(まかせろ)、スポーツは何でもござれ!!
   えとせとら・・・と、最近には珍しく文武両道。ちょっとしたおんなの花道ってか?
   ほんまかいな?!
 で、ひそかな趣味は・・・鼻の毛穴掃除(毛穴すっきりパック使用)やっぱこれ一番。
    周囲の人々は「やめた方がいいよ」というが  
                

    治療歴は10年。ただ今お休み中!内容についてはここ

 悩みは・・・腸内ガスがたまりやすいこと。いきなり失礼!!なんでだろう??

    家族は勿論、主人が一人。熱血野郎の0型です。

    今一番はまっているアーティストと言えば・・・Gacktでしょ!
       だれです!?眉間にしわを寄せているおかたは?

           ・・・と、めちゃくちゃそのあたりによくいるちょっと年上の姉さんです。 

 

 

 

 

不妊治療について思うこと・・・ MFCに勤務しながら、そして、現在、現場からはなれた今。  とても疑問に思えるのは、不妊治療を取り巻く状況です。

補助生殖医療(ART)という技術が開発され、それによる初めての赤ちゃんがこの世に誕生してから20年余り。
その後も世界中で次々と驚くような技術を開発し続けています。
学会・講演会・研究報告会などでは多くの新しい技術がどんどん発表されつづけている中
生殖医療への取り組みはどのように進もうとしているのでしょうか?

 

 

〜I think that・・・〜

不妊症の治療指針(ガイドライン)を決定している機関は?

ちなみに諸外国での生殖医療の考え方は?

やはり不妊症治療にかかる費用の多くが保険外。

医療機関を選ぶ基準がわからない。

何故AIDだけは治療として認められているの?

ついに明かされた代理母出産

 

 

 

 

 

 

 

不妊症の治療指針(ガイドライン)を決定している機関は?

現在日本では生殖医療についての法的な制度は確立されておらず、生殖医療全てに係わる事柄(治療のありかたや技術的な問題・倫理に係わる問題)は日本産婦人科学会がその他の学会(「日本不妊学会」、「日本泌尿器科学会」等)の意見を参考に審議し、治療指針を示す「ガイドライン」設けその範囲内で医療提供されています。

 

 

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ちなみに諸外国での生殖医療の考え方は?

'99年3月東京でおこなわれた厚生省主催の「ヨーロッパの生殖補助医療の現状と法制度」という講演を聴きに行った時の話。
ヨーロッパ諸国では国の法律で、生殖医療に携わろうとする施設には厳しい基準があって、しかも毎年そのクオリティレベルが基準を下回っていないかどうか国を挙げて徹底的に調査され、もちろん基準を少しでも下まわると判断された場合は即刻施設の閉鎖へと追い込まれるそうな。
そういった厳しい法規の下では、体外受精などの治療が出来有る施設は日本のようにたくさんないけれど、どこに行っても常に一定の基準(技術水準、施設水準)を満たしている医療機関で安心して治療を受けることができるのです。ヨーロッパ以外の諸外国でも生殖医療が国の法律によって保護されているところは多いようです。

生殖医療に関する各国の規制('98.8月現在)

英国

オーストラリア(ビクトリア州)

ドイツ
フランス
スイス
米国

スウェーデン

日本

法規の有無

ヒトの受精と胚研究に関する法律
不妊治療法
胚保護法
生命倫理法
各州が法律制定
一部の州で法規制
人工授精法

体外授精法

法規なし

治療対象者

既婚・未婚の区別無し
婚姻カップルのみ
医学的不妊カップルのみ
医学的不妊生殖年齢にある男女

子供の養育義務を負う意志のある男女

規制無し
婚姻夫婦か2年以上同性のカップル
婚姻夫婦(日本産婦人科学会指針)

子供が出自を知る権利

限定条件下で認める

医師会は認める方針
出自を知る権利否定、摘出否定は禁止
提供者を特定出来ない情報は入手可能
判例による
認める
規定なし

精子、卵子による体外受精

認める
認める
禁止
精子、卵子いずれかはカップルのを使用
精子、卵子いずれかの提供認める
規制なし
認めない
認めない

(同)

受精卵の提供

規制なし
認める
原則禁止

厳格な条件下で余剰胚は認める

認めない
規制なし
認めない
認めない

(同)

代理母

商業的なものを禁止
商業的なものを
禁止
禁止
禁止
禁止
10州で有償契約無効
認めない
認めない

(同)

    (表/医療ルネッサンス:生殖医療を考える資料)

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やはり不妊症治療にかかる費用の多くが保険外。

皆さんご存知の通り、不妊症に関連した治療では保険診療外で行う事が義務づけられている内容が多いですね。
特に補助生殖医療(ART)に関係する治療に関しての保険診療扱いへの取り組みは、いまだに凍結した状態。その現状の裏側には保険制度のあり方を基本的に見直す事につながると思うのですが、今、生殖医療についての国の考え方がどの程度のところにあり、今後改善される余地があるのか無いのか、どういう方向で進もうとしているのかというあたりを少しでもいいから治療を受けている方々への情報として示して頂けたら嬉しいな・・と思っています。少子化対策への取り組みは少しずつ実践されてきたようですが、子供を持ちたいと願う人達への支援体制に、なんとか一日も早く着手して欲しいものです。

 

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医療機関を選ぶ基準がわからない。

今の制度では、医療機関がその専門性を公的には発信出来ないという規制があります。例えば不妊治療の専門医療機関であっても「不妊専門の科」ではなくあくまでも「産婦人科」としての科名しか掲げられないという不条理なものなのです。どんな分野にもそれぞれ細分化された得意・専門とする分野はあるものなのに、それを公表することが出来ないのはなぜでしょう?
確かに生殖医療分野の発展は比較的新しいものですが、体外受精などの高度生殖補助医療技術での出生児は年間約1万人を越える数になっています。これだけ必要とされている医療ならばこそ、医療を受ける人達が施設選びに迷う事のない環境を整えていって欲しいものです。
患者側と同じように、医療の専門性を打ち出してして行きたいということに関しては医師側も同じ思いにあるようです。

 

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何故AIDだけは治療として認められているの?

今や倫理的に早急に議論決議がせまられている問題として、夫婦間以外の、第三者の卵や精子、子宮を用いたART治療 (エッグドナー、精子バンク、代理母、ホストマザーなど)には世論もかなりの抵抗感や批判が挙げられているけれど、その割に何故AID(配偶者以外の精子を使った人工授精)の施行は早期から認められているのかしら?この問題は問いかけ方が非常に難しいのだけれど、非配偶者のものであれば卵も精子も問題になるではないですか?しかも人工授精はOKで体外受精は認められないのですよねえ。

先日、

 

 

 

2000年11月厚生省科学審議会より「非配偶者間の卵や精子を用いた体外受精を認める見解」が公表されました。専門家による審議の中で取り上げられていますが、患者のニーズや既にAIDが治療として認められる中同じ事柄ををARTに取り入れてはいけないと取り決めている矛盾、法整備されていない生殖医療のあり方などに本腰をいれての取り組みと変化していくようです。今後もその内容についてはさらに審議され取り決めは少しずつ公表されていくことでしょう。

 

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ついに明かされた代理母出産

どんな事ことをするにも事始めはあります。国民的意見としての賛否両論も存在します。
この治療で妊娠・出産された方がおられる事が公表されましたが、確かに私が在職中にも同じ様に姉の幸せの為にと代理母を嘆願される
姉妹がありました。
勿論治療の実施はありませんでした。
でも、もし自分に子宮が無かったら・・・、あるいは妹が同様な状況になってしまったら・・・、と思うと私個人の人道的な気持ちでは
何とかして子供をその手に抱かせてあげたい、と心の底では思ってしまうと思います。あくまでも主観的な気持ちですが。

代理母ないし、サロゲートマザーを認めている国での医師とカウンセラーの学会(オーストラリア)に参加した時でも「子の権利」、
「子の知る権利」について様々な症例と議論が繰り返されていました。
人の出生の根源の大事さは、やはり感情や医療技術の進歩だけでは語れない大きく深いものがあると今さら乍ら感じています。

 

 

以上掲げた事に関しては全て関連性のあることで、日本における生殖医療のあり方そのものに、国がどのような考えを持っているかと いうことににかかっていると思います。内容はどうあれ少子化が叫ばれている現在、何か一本筋の通った制度のあり方を決め、治療を受けようとする人達が少しでも安心出来る環境で新しい生命の誕生を待ち望みたいものだと思います。 

 

 

 

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