yokoの治療内容を簡単に少しだけ・・。

結婚して2年経過した頃、不妊治療の門戸を叩く。(鳥取大学産婦人科)

いきなり腹腔鏡の検査から入る。・・・、というのも学生時代から激しい生理痛に悩まされ
気を失う程の痛みに襲われていたため独身時代から子宮内膜症の治療をおこなっていた為、
結婚を機に内膜症の状態をまず観察し、不妊との因果関係を究明するための早道を選択。
結果は、ブルーベリースポットとおびただしい腹水にひたりきった腹腔内の様子。
かろうじて癒着がなかったのが救いであった。

治療を行った8年間のうち7年間はタイミング合わせ〜AIHを行う。(出来るだけ自然に近い
治療にこだわっていたため。腹腔鏡の結果もそう悪く無かったしね。)
が、その後年齢的な事も気になりだし、体外受精にふみきる。
でも本心は体外受精などの治療はしたくないという自分なりの考え
があり、もしAIHまでの治療で妊娠しなければ、子供のいない生活を
選ぼうと思っていた。
しかし、人の心の迷いは日によって激しく変化し、自己決定の意志は常に掌を返すように
ころころと変わった。

・・・、で結局体外受精を受けてみることにしたが、その結果は何と授精障害の気配が
見えかくれしているではないですか!!その後は顕微授精の治療法が私には最適な治療法
と判明。自分の変なこだわりは一体なんだったのだろう???と思うとため息も出てしまう。

不妊治療を受ける事の心の奥底には、人によっていろいろな思いが混じりあって、とっても
複雑な心境にある事も事実。

子供を持つ事、持たない事、持てない事・・・。私個人の心の内でも日々いろんな考えの自分
が私の中で問答を繰り返す・・・。今も結論なんか出ないけれど、ただ、少し考えるスピードがゆっくりになって来たかなあ・・・・。って感じる今日この頃。

生殖医療の仕事に携わり、いろいろと学んでいるのですが、いざ自分の事となると案外臆病であったり時には投げやりにもなったり・・と、なかなか簡単に解決出来ないのも事実なのです。