日中友好協会米子支部 №248 今週の注目記事は
第三面《「頑張ろう」の唱和～首都圏中国帰国者２世春節の集い》
◇ 「中国帰国者二世」つまり、日本人中国残留孤児の二世の方たちです。
いま、米子支部が全力で取り組んでいる王希奇「一九四六」米子展の、縦３ｍ
ｘ横２０ｍの巨大な絵に描かれている数百人の日本人は、引き揚げ船を待ってい
る人々です。
◇ 此処、葫蘆島の港にたどり着くまでには、ロシア軍の襲撃から必死に逃げて、
食料も無く、チフスも蔓延し、生きる希望も見えず、やむなくせめて子どもだけ
でも助かるようにと中国人に託した人も。
◇ 中国で育った残留孤児は、中国では“日本人”といじめられ、日本に帰ってか
らは。“中国人”と蔑まれ、言葉の壁もあり、生活は困難を極めました。
◇ 第ニ面「日本を生きる一冷たい祖国」には、中国残留日本人の帰国が遅れたわ
け、帰国後の生活の困難が書かれています。戦後７８年以上経つというのに、ま
だまだ戦争の傷跡が……。
◇ 第一面「春節の集い」第六面「文芸欄俳句」、米子の記事が載りました。
（Ｓ）
日中友好新聞 2024.03月15号(№2608)付録