日中友好協会米子支部 №220 今週の注目記事は
第五面《私と中国》
◇ 終戦時の大混乱の中、必死で生き延び中国人に助けられ、中国で家族をつくり、
多分、文化大革命時には日本人というだけで、差別・迫害も受けたであろう玉恵
さんのお母さんの生涯を思うとき、戦争は二度としてはならないという気持ちが
込み上げてきます。
◇ 小田原玉恵さんは中国で生まれ、お母さんと共に日本に帰って来たのが４０才
のときだそうですから、当然、日本語は話せなかったでしよう。言葉が不自由と
いうことは就職にも大きく影響したことでしよう。
◇ 戦後は食料難のため、外地の日本人は本国へ帰って来ないようにとの政府の方針
でした。さらに中国敵視政策により、「中国残留孤児」捜しは大幅に遅れたのです。
◇ 帰国者への生活援助や、語学の学習援助も不十分でした。帰国者が団結し、裁判
を起こし、年金など改善された部分もありますが、二世、三世への生活支援は遅れ
ています。署名運動へご支援を！
◇ 第八面書評『海を渡り、そしてまた海を渡った』も残留孤児の物語です。
（Ｓ）
日中友好新聞 2023. 1月15日号(№2580)付録