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ロシアのウクライナ侵略
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         日本中国友好協会米子支部
   米子支部ニュース      

2023.12.18 

 鳥取県米子市三本松4-9-9
 電話・FAX 0859-32-4868
 Eメールアドレス nicchu-y@sanmedia.or.jp
 ホームページ http://www2.sanmedia.or.jp/nicchu-y

    日本人満州引揚者を描く
 王希奇「一九四六」絵画展
 米子市美術館で開催決まる

  日中友好新聞で、仙台、神戸、東京などで開催された記事を覚えている方も
 多いかと思いますが、中国人画家が、葫蘆島から引き揚げる日本人の姿を描い
 た(縦3mx横20m)巨大な絵画を、来年5月30日~6月4日、米子市美
 術館で見ることができます!
  国や民族の壁を超え、全人類が共有すべきヒューマニズムと世界平和を希求
 する王画伯の熱い思いが伝わります。
  戦争を知らない若い世代の人々にも見ていただきたい絵画展です。
      5月30日~6月4日は、 米子市美術館へ
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「一九四六」展に向けて、支部理事会で話し合いました
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・ 満洲からの引き揚げに関する学習をするために、体験者を募集し話を聞く会
 当時の歴史を学ぶ講演会などを企画する。
・ テレビ局、新聞社への投稿、幅広い宣伝。
・ DVD「葫蘆島大遺返」を活用する。
・ 中・高生に見てもらうため学校への働きかけ。



     
 11月19日、米子を8時に出発したバスは秋晴れの山陰路をひた走り、広島
へと向かいます。途中の道の駅でお弁当を買いました。行楽シーズンなので、渋
滞は覚悟していたのですが、宮島まではそれほど渋滞もなく順調でした。しかし
宮島に渡るフェリー乗り場に着いたとき、バスを停めておく駐車場が満車で、結
局、運転手のMさんがフェリーに乗らず、バスの中で待っていてくださることに
なり、申し訳なかったです。
 フェリーで渡った18人は、観光客でごったがえす中、海の中に建っ美しい朱
色の鳥居を見て、迷子にならないように注意しながら紅葉谷へと歩いていました
が、途中から自由行動とし、決まった時間に集合することにしました。
 それぞれのグループで 昼食をとることにしたのですが、人なっつこい鹿が寄って 来てアッという間にパンを取られたという事件もありました。名物の焼き牡蠣を食 べたり、もみじ饅頭などお土産を買ったり、楽しいひとときを過ごし、一人の迷子 も出さず無事に帰ってきました。 それにしても、外国からの観光客の多かったこと!      


  太極拳  初げいこ
◇ と き 2024年 1月8日(月・祝)PM2:00~4:00
◇ ところ 米子市産業体育館  正月の運動不足解消!
◇ 参加費 無料        楽しいゲームも!    



   高校生中国語発表会  がんばったね!       
 12月9日、米子市公会堂で 「山陰地区高校生中国語発表会」が開催されました。 協会米子支部は協賛団体として、毎回、出場者へ記念品などを提供し、応援しています。
 発表は、入門の部、初級の部、朗読の部の3部門に分かれて行われ、延べ28名が参加しました。
 審査員は、高校で中国語を教えている戴奮さんら二人の中国人でした。みんなのレベルが高く、 採点する審査員の先生を悩ませました。
 主催者の中国語研究会の佐伯徹先生は「中国語を通して互いの文化を理解し、日中友好に参加してもらいたい」 と話しました。


 ~ 思い切って台湾 ~   佐伯 徹
          №8

  いよいよ旅も後半へ。今日は花蓮に向けてひたすら北上します。大学時代に、
 先輩に在学中に必ず台湾に行くこと、そして台湾を一周することを勧められまし
 た。結局大学2年の時に新竹に1ヵ月ほど滞在しました。週末は台湾海峡沿いの
 台中、台南、高雄には行きましたが、花蓮、台東方面に行くことはありませんで
 した。先輩からは、台東から花蓮までのバス旅行を楽しむようにと言われたので
 すが、それは果たせず海岸線を列車で移動しています
  海岸沿いに張り付くように存在する集落を見るにつけ、他人事ながら「たいへ
 んだろうな」と思ったのです。この感情は四国でもありました。あんな山の上に
 ポツンと一軒家が……。米子市内で生活しているとあまり感じないものが沸き上
 がってきたのです。
  列車は無事に花蓮駅に到着。やれやれと下車した次のことです。ジェット戦闘
 機が駅舎をかすめるように飛行したのです。私はびっくりしましたが、周りの人
 々は何食わぬ顔で歩いています。美保基地での自衛隊の輸送機の発着訓練に馴れ
 てしまった自分自身を思いました。
  花蓮でも民泊です。タクシーに住所を知らせ宿に着きました。大変優しい家族
 で、部屋は二階、移動は何と室内エレベーター。これにはびっくり。家自体も大
 理石造りでいかにもお金持ちのようでした。ただこのような家が何棟もあり、迷
 ったら大変だという思いはありました。
  さて、時間がもったいないからとタクシーを頼み、市内観光に出かけることに
 したのですが、タクシーの運転手が、日本人ならぜひ見てほしいところがあると
 案内されたのは、その名も松園別館。古い建物です。運転手が案内してくれたの
 ですが、ここは太平洋戦争中は日本軍高級将校のサロンと最高司令部を兼ねてい
 たようです。
  その建物の先に武道場のようなものがあったのですが、戦争末期に特攻隊兵士
 が御神酒をもらい旅立った場所だったのです。その庭には防空壕があり、特攻隊
 の歴史、兵士たちの写真などが展示されていました。武道場では終戦時に4,5
 名の青年将校が自決したと教えてくれました。本当に戦争は嫌ですね。
  宿に帰りシャワーを浴びてから東大門夜市へ。台北の夜市を見ていたので、台
 北に比べれば小さいだろうと思っていたのですが、かなり大きなものでした。こ
 の夜市の特徴は地元原住民の人たちのための一列約200メートルの露店が並ん
 でいました。夜店の中央広場にはカラオケがあり、日本の歌に合わせて少女が躍
 っている姿が可愛かったです。戦争なんぞやめて各国力ラオケ歌合戦でもすれば
 いいのに……。
  明日は台北に戻り2泊してから日本に旅立ちます。日本人酒鬼の聖地中山にで
 も行ってきます。                      (おわり)

    
                 (写真は松園別館)