○25番(中川健作君)(登壇) 月曜日から続いてまいりました市政一般に対する質問戦 もいよいよ私で最後でございます。
私は4点通告しておりましたけれども、大橋川拡幅問題については、市長の方から各会 派の代表質問に対して、開削の方向づけ、環境アセスの実施、護岸整備を条件とするとい う明確な答弁がございましたので、省略いたします。
ただ、各派の代表質問でも出ていましたけれども、下流域住民にとって治水、水質、生 態系などがどうなるのか、大変不安を持っております。判断するためにも影響評価のため のアセス実施は大前提であります。強く国と県に対して、要求をしていただきたいと思い ます。
それでは、3点について質問をいたします。
最初は、予算編成についてであります。
初めに、新年度予算の要求状況と査定方針についてお伺いいたします。
昨年10月6日に発生した鳥取県西部地震の復興関係予算は、今年度の補正と新年度予 算を含めて100億円以上にもなり、米子市の今後の財政運営に大きく影響することが考 えられます。今議会に提案されている新年度予算の編成に当たっても苦労されたと考えま すが、福祉や教育関係の予算が削られたのではないかという心配している市民の方もあり ます。こういう時期だからこそ予算編成方針を市民にわかるように説明して、どこを削り 何を優先したのか、市民的合意を得ることが大切であると思います。
各部からの予算要求額と査定額の差額は幾らぐらいあるのか、各部ごとにお知らせをい ただきたいと思います。新規事業あるいは主な事業で、減額またはカットしたものはどの ような事業があるのかお尋ねいたします。
また、各担当者とお話ししますと、地震の関係で新年度はほとんど事業ができないとい う話をたびたび聞かされました。予算要求に当たって、地震対策に配慮した枠を設けられ たのかどうかお尋ねいたします。
次に、予算編成過程の透明化についてであります。
政策形成に市民の意思を反映させるために、これからは予算編成時期からの情報公開と 市民への説明が大切になると考えます。特に財政状況の見通しが厳しい中で、限られたお 金をやりくりするためにも市民的合意は欠かせず、そういう面からも予算編成過程の透明 化が求められていると考えますが、市長の見解をお尋ねいたします。
2番目の問題は、児童福祉施策についてであります。
まず、米子市児童育成計画の達成状況と課題についてお尋ねいたします。
昨年5月に児童虐待防止法が成立しましたけれども、今でもなお児童虐待のニュースが 報道されない日がない状況であります。米子市でも昨年3月に生後4カ月の子供が虐待で 命を落とすという悲惨な事件があったことは記憶に新しいところであります。児童虐待の 背景の1つとして、子育てを相談できずにせっぱ詰まった親が、子供に暴力的になって起 きるということが言われています。子育てを地域社会が支援する体制づくりは大切であり、 また、先日来議論されているように、少子化対策のためにも安心して産み育てられるよう な環境づくりが問われています。
米子市は1996年に保育の充実を中心とした安心して子供を産み育てられる環境づく りを目指して、米子市児童育成計画を制定しました。この計画は、この3月で終了するこ とになっております。
計画に上げられている各施策には目標値が定めてありますが、目標値に対する実績はど うだったのか、各施策ごとにお尋ねいたします。また、目標に達しなかったものの理由と それによる影響及び今後の対応についてもお尋ねいたします。
次に、新しい児童育成計画の策定体制についてです。
新年度に新たな計画策定をするための予算が計上されています。策定に当たっては、で きるだけ実際に保育している人を含めた検討体制が必要と考えますけれども、どのような 体制で策定に臨まれるのかお尋ねいたします。
また、計画をつくって終わりではなく、進行管理や状況に合った新たな施策の検討など を継続して行う場が必要であると考えますが、どのように思われますか。さらに、児童虐 待防止のためには、カウンセラーや支援策を利用しない引きこもっている親への訪問相談 など、これからは人材面の強化を重要な施策として盛り込む必要があると考えますが、そ の点についても考え方をお尋ねいたします。
3番目の問題は、シックハウス症候群対策についてであります。
近年、新築や改築された住宅に住む人や学校、病院、職場などで過ごす人が、室内空気 汚染によって健康をむしばまれていることが問題になっています。症状としては、吐き気、 いらいら、頭痛、不眠、呼吸困難、ぜんそく、集中力の欠如などが言われています。シッ クハウス症候群と呼ばれていますけれども、建材や塗料、接着剤に含まれる揮発性有機化 合物などが原因と言われ、100種類近くの化学物質が挙げられています。
厚生労働省もやっと室内空気中化学物質の濃度指針値を示しましたけれども、アレルギ ーや化学物質過敏症対策としては不十分であるとの指摘もされています。文部科学省も厚 生労働省の対応を受けて、学校施設整備に当たっての配慮を各県教委に指示したようであ ります。
そこで、尋ねいたします。
化学物質の影響を受けやすい子供たちが過ごす学校、幼稚園、保育園などの施設、また 日常的に市民が生活する公営住宅など、市の建設する施設すべてに対して、シックハウス 症候群対策を講じることが必要であると考えますけれども、市長、教育長の見解をお尋ね いたします。
また、米子市におけるシックハウス症候群の被害実態は把握されているのか、あるとす れば対応はどのようにされているのかお尋ねします。
以上ですけれども、答弁によって再質問を行います。
○市長(森田髓ゥ君)(登壇) 初めに、予算編成に関する御質問にお答えをいたします。
市民的合意を得た予算編成方針をとのことでございますが、予算編成方針とは、地方公 共団体における予算の編成において各部局からの予算要求に先立って、新年度の予算をど のような考え方で編成するかについての文書を作成しまして各部局に通達することによっ て、社会経済情勢、当該団体の財政の状況などについて組織全体に周知徹底を図るととも に、予算編成の基本的姿勢と方法等についてあらかじめ理解を得るなど、予算編成が全庁 的な立場で総合的かつ統一的になされることを目的とする組織内の内部的統制行為ともな るものでございます。
各部ごとの予算要求額と査定額の差額についてですが、当然差額はあるわけですけど、 これがすなわち即、査定額につながるものではありません。単価差なり、事業手法の選択 変更なり、要求時の考え方の成熟度の度合いなり、また要求後の環境の変動なり、種々雑 多な要因がふくそうしております。したがいまして、口外する必要性はないものと考えて おります。
ただ、全体的には今回、一般財源ベースで約15億円程度の圧縮を図る必要はございま した。圧縮するためにはただ単に要求額をカットするだけではなく、事業手法の選択等に よる特定財源の確保、最小の経費で最大の効果を上げる財源配分など、創意工夫する必要 があります。予算編成は得てして歳出面のみに目を奪われがちですが、その意味では歳入 がより重要であるとも言えると思います。
新規事業等で減額したものは何かということですが、今回は、予算の要求に当たっても、 あくまでも第6次総合計画にのっとり、緊急度、優先度について徹底するよう指示したと ころでございます。
したがいまして、主たる政策部分では昨年度と異なり基本的にはカットしたものはござ いません。経費については当然削減したものも、反対に増額したもののございます。また、 地震関連予算につきましては、当然ですがその性格上、要求に当たって何らの制約も設け ておりません。
予算編成過程の透明性についてでありますが、長崎県等一部の先進的団体で取り組みを 開始される動きがあることは認識をいたしております。直接住民とかかわっている市町村 と都道府県では行政施策の内容が当然、異なります。市町村レベルではまだ予算づけなど で発生する利害得失に左右される風土が払拭し切れていないという現実もございます。最 終意思決定を下していない予算編成中途の状況を公にしていたずらに混乱を招くことは避 けねばなりません。
予算編成作業は、限られたスタッフで限られた期間内に結論を必ず出さねばならん性格 を有しております。限られた財源をいかに張りつけていくかの試行錯誤の連続で、その過 程はいわば泥沼状態にあるとも言えるわけでして、御提言の趣旨に沿うことは、現状では 人的、時間的にも困難であると思います。また、その意味、価値が相当にあるのかという ことにも疑問に思います。予算編成権は市長にあるわけですが、予算案をよりよい成果品 として調整し、市民の代表である議会に提出し、議会審議にゆだねることで十二分に意義 を果たすものと理解をいたしております。
当然、私としましては、予算編成前に市民の皆さん方の御意見を機会あるごとに拝聴し、 また議会にも相談することによって、開かれた市政運営をいたすということは言うまでも ありません。さらに、現在検討中である行政評価システムを構築する中で、検討過程等を 公表するなり、必要とあらば、外部評価を導入するなりすることで十分御提言の趣旨に沿 うことができるものであろうかと考えております。
予算案の公表につきましては、ホームページを活用するなどその手法、内容について、 今まで以上に創意工夫を凝らしてまいりたいと存じております。
米子市児童育成計画の達成状況についてでございますが、乳児保育の目標値につきまし ては、実施園が11園、145人の受け入れに対し、現在の実施園は8園で156人の受 け入れをしております。来年度は実施園を1園、受け入れ人数を10人ふやす予定であり まして、延長保育の目標値につきましては9園でございますが、現在、11園が実施して おりますし、来年度は実施園を1園ふやす予定でございます。一時保育につきましては、 目標値9園に対し、実施園は4園。乳幼児健康支援デイサービス事業につきましては、目 標値1園に対し、実施園1園。休日保育につきましては、目標値4園に対して実施園2園。 放課後児童クラブにつきましては、目標値14カ所に対し12カ所でございますが、来年 度の開設に向けて2カ所建設中でありますし、新たに車尾児童館でも開設をいたします。 子育て支援センターにつきましては、目標値4カ所に対し2カ所ですが、来年度の開設に 向けて福生保育園に併設して1カ所建設中でございます。
平成11年10月から県が元町商店街に開設し運営してこられた子育て広場を来年度か ら子育て支援センターとして位置づけ、本市が受け継ぐ予定になっております。
目標値に達しなかった事業もございますが、このことは住民ニーズが各事業を実施する 上で利用者の希望人数が極めて少ないために、児童福祉施策を総合的に検討した上で、緊 急性の高いものを実施したことによるものであります。
今後の対応につきましては、ニーズ調査をし、新しい児童育成計画の中で検討してまい りたいと考えております。
新児童育成計画の策定体制につきましては、御指摘いただきましたように、保育所の職 員も含め、子育てサークルの代表者等、実際に保育や子育てをされている人を含めた体制 で臨みたいと考えております。
進行管理につきましては、児童育成計画策定委員会で行うことにしたいと考えておりま す。
また、新たな施策につきましては、実際の利用状況などを十分に把握した上で、必要に 応じた施策を検討してまいりたいと考えております。
引きこもりの親に対する対策についてでありますが、育児不安による児童虐待の危険性 もございますので、児童相談所を初め、関係機関との連携や協力はもとより、民生児童委 員等による地域からの的確な情報が大変重要であると考えております。
来年度本市が設置する児童虐待防止ネットワークでは、引きこもりの親に関する情報が 可能な限り得られるよう努めてまいりたいと考えております。
次に、シックハウス症候群対策についてでございますが、市の建設する諸施設に関して は、頭痛、目まい、吐き気等のシックハウス症候群と思われる報告は受けておりません。 市営住宅に関しては、平成11年度市営住宅建替事業から、シックハウスの原因とされる ホルムアルデヒド等の揮発性有機化合物の含有率の少ない建材を使用することを工事仕様 書に明記して発注しています。
また、保育園、母子寮等その他の市の建設する諸施設に関しましても、今後は、今以上 に揮発性有機化合物の含有率の少ない建材を率先して使用するようにしていきたいと考え ております。
○教育長(山岡 宏君)(登壇) 学校施設におきますシックハウスの対策でございますけ ども、現在まで、新築や増改築した学校から頭痛、目まい、吐き気などのシックハウスの 症状と思われる報告は現在のところ受けておりません。県の方からも、化学物質の室内濃 度指針値についての通知を受けておりますので、その対策といたしましても、今年度から 建築する建物について低公害塗料の使用を設計図書に明記しており、伯仙小学校の体育館 もこの仕様で建築いたしました。
○25番(中川健作君) では、順次再質問をいたします。
最初に、予算編成の関係ですけれども、市長の方から先ほど予算要求の額と査定につい ては口外の必要はないと。ただ、新年度については15億円程度の圧縮をしたというお話 だったわけです。
私は、最初の質問でも言いましたけれども、これを取り上げました意味としては、特に 震災関係で予算が厳しいというお話が、市長は制約は設けてないと言われたんですけれど も、各担当者の中に、新年度のいろんな事業を計画するときに、何といいますか認識とし てあったということを直接感じたものですから、お聞きしたわけです。
市民からすれば、やっぱり財政が大変なことはわかると。だからこそどこに重点的に配 備していくのか、何を調整していくのかわかりやすくしてほしいという、そういう思いが あります。思いがありますので、そこはある程度明らかにされなければいけないのではな いかと思うんです。
先ほどの答弁では全く何かする必要はないような、そういう意味合いに聞き取れたわけ ですけれども、例を挙げますと、例えば福祉関係で言えば、在宅障害者支援事業なんかも 予算要求1,500万円されたと、これは昨年度もされたし新年度もされていると、ただそ れが600万円という形になったとか、ガイドヘルパーの単価についても値上げが見送ら れたとか、それから特別保育事業も、要するに予算としては減額方向になっているとか、 市立図書館の運営費についても3年連続で減額になっているとか。それまで少ないからふ やしてほしいって言われてたものもいろいろと減額になっているわけです。そうすると、 そのあたりのやっぱり実態を明らかにする必要があるんじゃないかと、ある程度ですね、 思うわけです。
これは既にもう予算の編成作業は終わっているわけですから、事後でも十分できると思 いますので、15億円の圧縮の内容について改めてどういうふうにやられたのか何らかの 形で明示する、そういうお考えはないのか、最初にお尋ねしておきたいと思います。
○総務部長(中原弘志君) 15億円の圧縮の中身を明らかにせよということでございま すけれども、一口で言いますと、特に財源の充当ということにございます。確かに単価調 整等で削減したものもございますけれども、例えば、震災復興関係で一般財源で計画され ておったものを県の貸付金を充当したり等で15億円というものを調整したわけでござい ますが、個々具体的に申し上げますと非常に、先ほど市長が答弁しましたように、問題も ございますので、そういったことは今、考えておりません。
○25番(中川健作君) 先ほどの答弁では市長は、これはまた後で予算編成過程のやつ を議論するとして、それは置いとったとしても、事後については行政評価システムの関係 もあるし、検討過程を公表することについては今後考えていきたいと言われたわけですよ。 それと同じ意味合いで新年度予算についても、例えば、この議会が終わって確定した後に、 やっぱり予算編成の考え方はこうしましたと、具体的な事情についても、要求とか査定方 法はこうでしたということはある程度公表できるんじゃないでしょうか。
○総務部長(中原弘志君) 公表の問題でございますけれども、委員会審議等で当然予算 は審議されるわけでございますので、そういった中で質問にお答えすることはあろうかと 思います。
○25番(中川健作君) 委員会で審議されるのはもちろんされますけれども、例えば、 決算委員会の指摘事項にもありました。これは公共事業の箇所別予算概要をわかりやすく ということだったんですけれども、米子市の予算の公開度といいますか、いうのが議会に いてもなかなかわかりにくいと。私たちが議論するためには、出てきたもの以外を、出て こなかったもの、どういう例えば市民要求があり、それを受けて担当課、部が予算化をし、 財政と交渉し、それが例えば成熟度とかいろんな確実度とかで切られていったのか、そう いうものを含めて総合的に議論しないと有効な財政運営はできないと思うんです。
そういう点で言っておりますので、再度やっぱり事後の公表について必要じゃないかと 思いますが、その点については答弁、再度いただきたいと思います。
それと、予算編成過程の透明化の問題です。
市長は県レベルと市町村レベルでは違うと。市町村は住民との利害がより密着している ので混乱をもたらすという言い方をされましたが、私はそれはちょっと違うんじゃないか と思うんです。
例えば、市民から非常にいろんな不満が出るのはやっぱりわからない、結果だけが出さ れてくることに対する混乱なんです。あるいは事業がもう進んできて初めて知った。例え 駅前の米のモニュメントなんかに端的に見られるように、そういうものも事前に出されて その必要性が議論されていれば混乱はかえって少ないんじゃないかと思うんです。確かに 一時的に大いに議論という形ではやり取りはあるんでしょうけども、結果的にそういうも み上げていく今からは予算の執行なり政策形成が大事じゃないかと。そういう意味におい ては予算についても同じような考え方をしなければいけないと思うので、具体的な技術、 例えば人的配置で大変だとか、そういう問題は言われることはわかります。
ただ、考え方の基本としてそのようなやっぱり予算編成過程もできる限りそういう市民 に明らかにやっぱりする方向でそういう姿勢を持つかどうかということは大きな問題です ので、再度姿勢の問題については市長にお答えいただきたいと思います。
○市長(森田髓ゥ君) この問題につきましては非常に意味深長なところがございますの で、本来ならば、当然議員さんのおっしゃるように、次第に市民に事前公開していってい ろいろ参加をいただくという方式を取るのが本当かもしれませんけど、現段階では、市町 村レベルでも全国的に公開を実施しているのは非常に限られた自治体しかないと思ってお りますので、今後はその動向等を見定めながら、将来的な研究課題とさしていただきたい と思います。
○総務部長(中原弘志君) 事後公表の件でございますけれども、決算審査特別委員会で 箇所別事業の公表云々ということはございましたけれども、これにつきましても今後検討 すべきことであろう、結果の公表でございますので。ただ、何をどういうぐあいに削った かということにつきましては、そういうことは考えておりません。
ただ、市長が言っておりますように、政策を立案する過程で予算要求前にいろいろと市 民の御意見を聞いたり何かしながらそれを施策に反映していくということは必要であろう かと思います。 以上でございます。
○25番(中川健作君) 時間の関係もありますからこれ以上やりませんけれども、市長 ももう少し検討課題とはしたいと言われました。県レベルでは先ほど長崎県挙げられまし た。長崎県は新年度からやると。ただ三重県あたりはもう既にやっていますし、ホームペ ージなんかでも公開されております。
それが見ててやっぱり市町村レベルでできないという問題ではないと思いますので、そ ういう、これからの情報公開の基本になってくると思いますから、この問題については、 今後も私は求め続けたいと思いますし、ぜひそういう検討を、先進事例なんかも調べてや っていただきたいなと思います。
次に、ちょっと順番、時間の関係でシックハウス症候群対策について先に移りたいと思 います。
今年度から加茂住宅、それから伯仙小学校の体育館ですか、市長部局あるいは教育委員 会ともやっておられます。これは私も設計図書見せていただきましてある程度やっておら れました。ただ、お聞きしますと、米子市としての明確な基準に基づいてやっておられる わけではないんですね。やられた内容も壁紙、ホルムアルデヒド対策とかあるいは塗料の トルエン、キシレンの含有量の少ないものという、その辺はありましたが、伯仙はちょっ と見ておりませんけれども、加茂住宅についてはありましたけれども、あと先ほど言いま したように、そのほかにもシックハウス症候群の原因物質として、例えば畳の防腐剤とか 防かび剤とか、それから床材の塩化ビニール樹脂とか防腐剤として使われるクレオソート とかいろんなものがあります。
それらやはり厚生労働省も総量規制ということを言い出していますから、やっぱり総量 規制するためにはもっと厳密な各材料ごとの濃度なり、総量濃度なり、そういう基準をつ くって対応が必要ではないかと思いますので、再度確認したいんですが、今後そういう米 子市の公共施設建設について基準を明確に設けて施設建設、あるいは改築に当たっていく というふうに理解してよろしいでしょうか、確認したいと思います。
○市長(森田髓ゥ君) これは今ここでやりますと、簡単に私が言う立場ではございませ んが、これから先なるべく早い時期に担当部局とよく相談しまして的確な基準づくりを作 成する方向で進めたいと思っております。
○25番(中川健作君) ぜひ基準をつくっていただきたいと思います。
この問題は、例えばシックハウス症候群対策ということもありますけれども、もっと言 えば、将来この施設が解体されたときに産業廃棄物として処分されたときに今度、産業廃 棄物が環境汚染を起こすという、そういう化学物質が溶け出したりして環境汚染を起こす という、そういう環境問題でもありますので、ぜひ基準を設けて対応をしていただきたい と思います。
この問題の最後にもう1つお聞きしたいんですけれども、これは千葉市とか幾つか先例 あるようですけれども、既に。市単独でも測定器を購入して、新築とか改築してオープン した施設の室内空気汚染物質濃度を測定するという、それで安全度をチェックした上で供 用開始するという、そういうことを取り組んでおられるところも既にあります。
もし市単独でできなければ県の衛生研究所あたりに協力いただいてすることもできるわ けですけれども、その点で測定等について米子市としても取り組むべきではないかと思い ますが、その点についてもお尋ねしておきたいと思います。
○市長(森田髓ゥ君) ただいまの測定につきましても、これは担当部局とすぐ相談をし まして、どう対処すべきかということについて検討してまいりたいと思います。
○25番(中川健作君) そんなに高いものでもないようですし、厚生労働省も測定の手 法を公表しておられるようですので、そこはぜひ購入して取り組んでいただきたいなと思 います。
次に、児童福祉策についてお尋ねしたいと思います。
ちょっと多岐にわたりますので、1個ずつ確認しながら再質問を行わせてください。
先ほど児童育成計画の達成状況あるいは今後の対応について御答弁があったわけですけ れども、全般的に数値目標に達してないものについては緊急性が高いものから実施したか らだということで、今後のニーズ調査した上で対応と言われたんですけれども、ただ少し 認識が違うかなと思いますのが幾つかあります。
最初にお尋ねしたいんですが、よく相談受けますのが一時保育、3歳未満児保育が非常 に足りないということで、預けてた、それでお産で1回休んで次に行ったらもう入れなか ったと、仕方なしに幼稚園の年少組に無理やり3歳未満児を入れてもらったとかいろんな 苦労をしておられるようです。そういうやっぱり不足に対して、これはすぐ対応をしなけ ればいけないんではないかと思うんです。一時保育について先ほどの御説明でも、目標値 9に対して4しかないわけです。そういう点で言えば、計画を新たに待ってあるいは2次 調査してという段階ではなしに、そういう足りない分については即対応しないと、要する にそういう出産、保育で非常に疲れている親御さんの精神的、身体的な手助けのためにど うしても必要な施設だと思いますので、その辺の対応を求めたいと思うわけですけれども、 お考えをお尋ねしたいと思います。
○市長(森田髓ゥ君) 一時保育、3歳未満児の保育につきまして、その現状は議員さん のおっしゃるとおりでございます。
保育園によっては一時保育が利用できなかったり、あるいは3歳未満児の年度途中の入 所ができなかったり、そういうところもございますが、福生保育園が移転改築に伴ってこ の4月から定員がふえますし、また認可申請中ののぞみ保育園がこの4月から認可となる 見込みもございます。また、社会福祉法人において平成14年度の開設に向けた保育園の 建設について県に協議中のものもございますので、それやこれや合わせまして3歳未満児 の受け入れ枠は今後確実にふやすことができるものと考えておりますので、それの動向を 見定めていきたいと思います。
○25番(中川健作君) 3歳未満児については、先ほど御答弁や代表質問でもされまし たので理解しますけれども、一時保育についてはもっと深刻な問題だと思うんです。その 点についてはどうでしょうか。もしあれだったら担当部長でもお答えをいただきたいと思 います。
○福祉保健部長(吉持武平君) 一時保育についてでございますけれども、計画では実施 園を9カ所ということで、現在実施園、先ほど議員さん申されましたように、4園でござ います。この一時保育も当初2カ所で実施しておりましたけれども、その後需要がふえた ということで現在2園ふやして4園で対応いたしております。
それで1つ問題になりますのが、一般の3歳以上児の受け入れは十分できると考えてお りますけれども、特にゼロ歳児の乳児がちょっと施設上の問題でたまたま受けられなかっ たということはございます。
そうしたことでできるだけ乳児施設をふやしながら、そして一時保育ができるような形 に持っていきたいというぐあいに考えております。ですから、先ほど市長が答弁申し上げ ましたように、14年度開設予定の法人にこの一時保育もお願いするような形をとってお ります。そうしたことで何とか対応していきたいなというぐあいに考えております。 ○25番(中川健作君) 新しい法人に一時保育もお願いするということでしたので、速 やかにこの状態が改善されることを期待しております。
次に、子育て広場の関係についてお尋ねしたいと思います。
新年度予算に子育て広場関係の予算が582万2,000円計上されております。それで 子育て支援センターが米子市に今度できて3園、計画では4園つくるわけですけれども、 この子育て広場は元町ロードのやつで県から移管を受けたわけですが、どうもこの移管を 受けた経過とそれからこの子育て広場の位置づけ、特に支援センターとの関係がどうなる のかわかりづらいんですね、その辺について詳しく御説明をいただきたいと思います。
○市長(森田髓ゥ君) 子育て広場につきましては、県が子育てについての情報交換やあ るいは交流の場として、また商店街の活性化の一助として平成11年10月に元町商店街 の一角に開設をしまして、今日に至っております。かねてから本市に対して移管要請がご ざいまして、ことし4月から本市で引き継ぐことにしたところであります。
また、位置づけについてですが、これまでの県における運営形態もございますので、子 育て相談、育児不安の解消などを主に受け持つことで、来所型の子育て支援センターとす る予定でございます。
○25番(中川健作君) 子育て相談、育児不安の解消ですね、来所型って言われたんで すけれども、実態をお聞きしますと、例えばあそこはスペースが非常に狭いと、ですから 親子連れで来てもそんなに入れないとか、それから駐車場も、万能町の駐車場で1時間の ただ券出しておられるんですけれども、1時間しか使えないし、少し遠いとかいうことで 利用者が非常に少ないようです。スタッフはおられるんですけれども、利用者が少ないと。 なぜこういう中途半端な施設に600万円近くも県から引き継いでこれを維持していくの かってちょっと理解できないんですね。この子育て広場には何人ぐらいの人員配置をする 予定でしょうか。
○福祉保健部長(吉持武平君) 元町通りの子育て広場を子育て支援センターと位置づけ て運営するということに決定したわけでございますけれども、これもちょっと過程がござ いまして、当初県から引き継ぐときに、鳥取市とそれから中部、倉吉になりますけれども、 米子市と3カ所子育て広場を県が開設しておられたわけです。それを鳥取市の方は単市で でも引き継ぐということがありました。それから倉吉の方は、何とか助成してもらいたい というような話がありましたけれども、米子市の方は、県の方で何とか補助金をいただき ながら継続していこうと、利用者の方も相当数いらっしゃったわけですから、じゃあ補助 金の対象にならないということであるなら子育て支援センター事業としての位置づけをし て3分の2の補助金をいただきながら、現在4カ所の子育て支援センターの計画を持って おるわけですけれども、1カ所まだ設置してない部分がございますけれども、その位置づ けとは別に、別枠として子育て支援センターとして引き継ごうということで引き継ぎいた しました。
ですから、今後は南部箕蚊屋方面に子育て支援センターが1カ所当初計画がございます ので、今後この1カ所については整備を実施する必要もあろうかと考えております。
(「スタッフの人数は、」と中川健作君)
スタッフは、指導員2名配置でございます。これは子育て支援センターの職員2名配置 ということで基準がございますので、2名配置です。
○25番(中川健作君) 南部にはもう1カ所予定どおり建設されるということなんでひ とつは安心したんですけれども、南部の方もそれを待っておられますので、ただ別枠でこ れを設置されたんですが、今支援センターとして明確に位置づけると、別枠の、いうこと で2名スタッフということなんですが、ただ、利用数のやはり理解がちょっと違うなと思 いました。
実際に子育てしておられる方なんかにお聞きしてやっぱりそういう利用しにくいという、 そういう声が出ているし、いつ行っても少ないという話も出ているんですね。あそこにそ れだけのお金かけるんであればもっと、3カ所今度つくられます、南部含めて4カ所でき る支援センター、地域ごとの、そこをスタッフを拡充してほしいと。先ほども言いました けれども、やっぱり支援センターのスタッフが、これは非常勤ですから月に17日勤務で す、交替勤務とか、それから訪問指導に行かれたりとか、あるいは公民館にサークルの支 援に行かれたりとか、これは2人で行かれるようですけど。
そうすると、なかなか相談にそこ人がいなくて対応できないということが多いようです。 そういう点では最低3名体制にしてほしいとか、そういう要望も出ておりますので、どう せそういうお金使うんであればもっと総合的にその辺は検討をいただきたいなと。県から 移管したから、要請があったからどうしてもというんじゃなしに、それは市の関係でやっ ぱり全体的な調整をしていただきたいなと思います。
次に、子供の遊び場についてお尋ねしておきたいと思います。
これは児童育成計画の中で明確には位置づけられてないわけですけれども、昨年の9月 ですか、安田議員もちょっと取り上げられましたが、子育てしている親御さんから非常に 強い要望があります。天気のいい日は弓ケ浜公園とかいい施設できているんですけれども、 山陰は何せ雪や雨が多いと、そうしたときに屋内で最低でも30組ぐらいの親子が遊べる スペースが今から必要じゃないかと、松江なんかそれがつくられているわけですけれども。 そういう点で隣にある県の武道館に申し込んだら目的外使用はだめだと断られたと。すぐ にないんであればそういうやっぱり施設の相互利用といいますかいうことで武道館が使え ないだろうかという、そういう要望がかなり強く出ております。そういう点では市として も、米子市民のそういう子育て支援ということで県あたりと施設の相互利用の交渉あたり すべきではないかと思うんですけれども、その点についてはどうでしょうか。
○市長(森田髓ゥ君) 雨天時の子供の遊び場ということでございますが、先ほど申され ました県立武道館につきましては、確認をいたしましたけど、やっぱり武道優先の施設で ありますために、床が武道用で特殊なものであること、まだ開館して間もないことなどの 理由で武道団体以外の使用は難しいとのことでございました。
県の施設ですので県の判断に従うよりほかはないと思っておりますが、こういう施設に つきましては、これもこれからよく市内一円施設について検討していきまして、できれば そういう場所がつくれるように考えていきたいと思っております。
○25番(中川健作君) 例えば、市に移管された武道館についても、どうもお聞きする と平日の昼間はほとんどあいてると、ときどき個人使用で親子連れで来て剣道やったりと かあるぐらいで、県立もそうなんですね。平日の昼間あいてて、有効利用ということで言 えば、やっぱり今からは目的外とか何とか言う時代ではないと思うんですけれども、その 辺が県の方が市の武道館も県との協議が必要だということで難しいということをお聞きし たんですが、できれば市の武道館でも何とかできないかということも検討してほしいし、 今市長が言われた何らかかわる施設についてはぜひ解決してあげていただきたいなと思い ます。
次に、ふれあいの里の関係でお尋ねしたいと思います。
先ほども言いましたけれども、児童虐待の問題は親の孤立っていう問題が大きいと思う んです。そういう点で言えば、できるだけ相談をしやすい場を設定するということが行政 として必要だろうと思うんです。
ふれあいの里は、幼児健診とかそれから予防接種とかでしょっちゅう、ごみカレンダー にずっと書いてありますけれども、あります。大体週に2回とか毎週のようにそういう親 子連れが行く場です。場所もわかりやすいし。そういう場に本当はいつ行っても子育て相 談ができる、医療、福祉、保健もあそこにあるわけですから、そういう総合的な相談がで きる窓口があるのが一番いいのではないかと。確かに支援センター各地につくられていま すけれども、やはりそれは非常にわかりやすいっていうことでもないですから、例えば転 入して来た、ふれあいの里に健診に行った、あ、ここにあるんだなということであれば、 それで救われる方もあると思うんです。
そういう点で、これも要望が結構強いわけですので、何とか総合的な利用ができないだ ろうかと、スペースを配慮して、思うわけですけれども、その点についてお考えをお尋ね したいと思います。
○市長(森田髓ゥ君) 子育て相談を受けやすい場の設置ということですが、お話にあり ましたふれあいの里で実施されます6カ月、1歳6カ月、それから3歳児健診の場には、 健康対策課の保健婦ばかりでなくて、児童家庭課の家庭児童相談員が、その都度出向いて 子育てに関する相談を既に受けております。改めて医療、保健、福祉の総合相談窓口とい うことでございますが、これが常時開設されればそれに越したことはございませんけど、 今の体制でいきますと、かなり利用もできておりますし、現在のところ、常時開設、設置 するという考えは持っておりません。
○25番(中川健作君) これもちょっとお聞きしたんですけども、家庭相談員さんが確 かに行かれていますけれども、これは例えば発達相談とか、そういうのでは応じられてい ますが、総合的なやっぱり児童育成についての相談という、制度面を含めた、あるいは子 供との対応とか、そういうことになると、やはり支援センターあたりの役割になるんじゃ ないかなと思うんです。
もう1つ、ふれあいの里になぜこだわるかといいますと、今、幼老交流とかいうことが 言われています。例えば、お年寄りなんかで子育て支援のボランティア、特にこれだけ核 家族ですからやっぱりそういうお年寄りと接していない親子も多いんですね。そういう親 子と子育て支援のボランティアで、やりたいというお年寄りもおられるわけです。そうい う場にもなると思うんです。あそこがボランティアセンターの役割もあるわけですから。 そういう総合的にいろいろ考えたら非常に有効な施設ではないかと思いますので、その辺 も含めて再度お考えをお尋ねしておきたいと思います。
○市長(森田髓ゥ君) これは子供さんとそれからほかの高齢者の方等のいろいろな触れ 合いのこともございますが、これにつきましては、忙しいお母さんをサポートするために ファミリーサポートセンターという制度もございますし、かなり利用度も高いこのセンタ ーでございます。そういうこと等も考えあわせて、いましばらく検討を進めたいというふ うに思っております。
○25番(中川健作君) ぜひそこのところは、多分今後も新たな支援計画の中で当然議 論になってくると思いますので、ふれあいの里を市長が健康保養都市の目玉にされている わけですから、よりやっぱり機能が有効に使われるように市長も積極的にかかわっていた だきたいなと思います。
あと具体的な問題で幾つかあるんですが、時間の関係もありますので、ちょっとはしょ りたいと思います。
1つだけちょっと確認しておきたいんですけれども、休日保育、延長保育のことです。
これも声が出ておりまして、実は調べますと、休日保育、延長保育をやっている園の中 に公立保育園は1つもないんですね。公立保育園が1つもないと。それでなかなか法人、 私立では勤務体制が大変で、やっぱり休日返上ですから、そこに働く人に非常に負担がの しかかっていると。そういう点では公立保育園で十分人員を確保をしてやっていただきた いという声があるんです。その辺をやっぱり再考する必要があるんじゃないかと、公立保 育園の役割として、思うわけですけれども、その点についてはどうでしょうか。
○福祉保健部長(吉持武平君) 先ほど休日保育、それから延長保育で公立は実施がされ てないということでございますけれども、延長保育につきましては公立保育園3カ所、現 在、ねむの木、西、それからさくらと3カ所の実施をしております。あとの休日保育でご ざいますけれども、これについては確かに現在、公立の実施はなされておりません。そう したことでこの休日保育も、やはり市民の方々のニーズの状況を見ながら、やはり地域性 を考えて今後ある程度配置していかなければならないというぐあいに考えております。
それで先ほど申し上げました社会福祉法人で計画中の施設は休日保育も計画にあります。 そうしたことで徐々にニーズに合ったような配置ということは、地域性を考えながら開設 していきたいというぐあいに考えております。
○25番(中川健作君) 地域性を考えてニーズを見ながら設置もということでしたので、 ぜひそれはお願いしたいなと思います。
時間がなくなりましたので、最後に新しい体制の問題ですけれども、策定体制ですが、 これは実際に保育している人を含めてということでいただきましたので、ぜひお願いした いと思います。
ただ、最後に確認しておきたいのはやっぱり日常的にもっと気軽な、県が新年度から保 育のあり方懇談会を設置してやられるようですけども、日常的に気軽に当事者なんか含め て話し合う場を持って、そして計画にあろうとなかろうとできるものはすぐにやるという、 そういう臨機応変な対応が米子市に求められているんじゃないかと思うんですね。この辺 のことについて、最後にお尋ねしたいと思います。
○市長(森田髓ゥ君) ただいまの申されました趣旨は十分に生かしていきたいと思って おります。