[優しさあふれるまちづくり]のために
景気が悪く殺伐とした社会、考えられないような犯罪もニュースから流れてきます。
歴史をふり返ると、かつて、この様な時に最も重要視されてきたのが「教育」です。
現在の米子市の教育は、予算にみられるように政策的な位置づけが低いと言わざるを得ません。
現在進められている耐震工事は、設置責任としてアタリマエの事です。
私は、教育環境としてのハード面である校舎の増・改修工事は、優先されるべきものと考えています。
また、教育体制の効果が、顕著に子供たちに現れるという事の認識が、米子市には足りないと受け止めています。
人間が人間に教えるという事が、最も確実な手段です。社会は「人」によって構成されており、「まちづくり」は「人づくり」なのです。
「知」「徳」「体」の健康な人間形成を目指し、豊かな感性と活力に満ちた人間性を育てる教育が求められています。
学力の基礎・基本を確実に身につける教育体制と特別支援教育の体制整備が必要です。
また、自分を大切にする心と、他人を尊重し人間関係を大切にする心を育む「心の教育」の推進が求められています。
かつての日本社会の良さと現在とを比較する話をよく耳にします。
しかし、核家族化が進み、厳しい経済環境の中での共働き家庭が多い現在、家庭の置かれた「子育て環境」は、以前とは随分違っています。
有害なものに溢れている現代社会の教育力と包容力にも違いがあります。
したがって、現在の社会の状況を出発点とした子育て環境の整備・充実が求められています。
子育てでは、特に幼児期をどのように過ごすかが重要です。
幼児期の子育ては、幼児と保護者とが心温かい関係の中で「感性」と「情操」を育む事が大切で、
人間形成の基礎と親子関係の基礎が形成される時期を社会が大切にしなければなりません。
孤立して悩みを抱え込まず、安心して子育て時代を過ごせるよう、子育て支援サービスを充実させると共に、
幼児期の「教育」と「保育」の体制を充実させる必要があります。
現在の米子市は、高齢化率(65歳以上の占める割合)約23%。あと4〜5年で4人に1人が65以上の社会となろうとしています。
さらに注目すべきは要介護者の出現率が20%近いという事です。
長寿者のライフスタイルに関する比較調査等によりますと、日常の生活や活動能力としての「身体的健康」、
自立心と前向きな姿勢をもった「精神的健康」、家族との団らんや、地域や集団のなかで存在意義を感じる「社会的健康」、
これらの健康要素に着目した高齢社会への対応が重要とされ、「介護予防」の必要性と仕組みを、
市民と行政の相互が理解しあいながら、総合的に施策を推進する必要があります。
そのためには、「健康対策」「生きがい対策」「独居・高齢世帯対策」「認知症対策」「地域包括支援センターの機能充実」などを
「家族」、「地域社会」、「行政」が有機的に取組む必要があります。
新しさと古さの混在の中で、様々な危険が見うけられます。
私は、消防団での活動や、寄せられる様々な「悩み」「不安」「苦情」の声をシッカリ受け止める中で、
米子市を「優しさあふれる」まちにしたいと考えています。
そのために、子供や高齢者など、社会的弱者を交通事故など、危険から守る「まちづくり」が求められており、
道路(特に歩道)や施設のバリアフリー化の推進や交通弱者や交通量の抑制のためにも公共交通網の体系の整備に取組みます。
また、世代間の交流を促進し、子供が大人に、大人が子供に「ありがとう」が言える
こころ豊かな地域社会をつくり上げるための取組みへの支援や、
プライバシーを尊重し、自立した生活を送りながらも、困った時を見過ごさない安心で住みよい地域づくりのための
セーフティーネットを構築する施策を推進する必要があると考えます。