安心して使える生活用品 その5
6.サッカリンナトリウム(香味料・人工甘味料)

     口紅、歯磨き、マウスウォッシュなどに使用されている。低純度のものは染色体異常を起こしたり、動物実験では子宮癌や膀胱癌の報告がある。アメリカでは発癌性や、他の発癌物質の作用を助長すると指摘され、使用禁止になっている。

7.安息香酸塩(保存剤・防腐剤)

     ハンドクリーム、マウスウォッシュ、歯磨きなどに使用される。皮膚、粘膜、目、鼻、のどを刺激する。動物実験では過敏状態、尿失禁、けいれん、運動失調、てんかんなどの強い急性毒性がみられた。変異原生、染色体異常の報告がある。

「無添加化粧品」「自然化粧品」という歌い文句の落とし穴!

 日本の日用品・化粧品メーカーは商品化戦略をたてる際、「無添加化粧品」で売り出そうと決めれば、102の指定成分を入れないように原材料メーカーに指示します。そのかわり、必ず他の有害な化学物質を入れています。それらはアメリカではひょっとして指定成分になっているのかもしれません!

 また、やたら天然の成分だけが入っていることを強調している「自然派化粧品」もありますが、およそこの世に化学物質を使わないで存在できる化粧品などはありません。問題は、生活者が指定成分の毒性をキチンとチェックできているかどうかということです。

全成分表示について
 2001年6月から日本も全成分表示になります。すでに欧米では全成分表示が当たり前になっていますが、日本の現状はどうでしょう?

 日本では、いまだに日用品・化粧品の製品の裏ラベルに書かれた指定成分を「いろいろと有効な成分がいっぱい入っているな。」と関心して購入している人が殆どではないでしょうか。

 少し前ですが、「買ってはいけない」ブームで指定成分が社会的にクローズアップされました。多少エキセントリックで稚拙な表現ではありましたが、この「買ってはいけない」がもたらした功罪はとても大きいと思います。

 カネになる社会現象と見るや、さっそく文芸春秋が反論記事を掲載しました。彼等カネになるなら何でも書く御用ライターがまた「買ってはいけないは買ってはいけない」という本を出しそれが大いに売れました。おかげで随分多くの人たちがこのやりとりを見聞きしました。それでも、結果として残念なことにこれらはとてもレベルの低い論争に終始したに過ぎませんでした。

 週刊誌や変な雑誌に気を取られるのではなく、キチンとした本を購入して読みましょう!例えば・・・・

  • 環境ホルモン入門・・・立花 隆 著(新潮社)
  • 食品・化粧品危険度チェックブック・・・情報センター出版局
  • 健康・美容ダイエット危険度チェックブック・・・情報センター出版局
せっかく表示指定成分が認知されようとしたばかりの日本で、全成分表示が実施されるということは、一度絞った網の中の102匹の魚を再び大海へ逃がすようなものです。