おしゃべり広場」発!!培養室探検の様子を少しご報告しましょう!!
私達の精子や卵子は「培養室」というところで、一体どんな暮らしぶりをしているのでしょうか?
通常はART(高度生殖医療)を受けようと思っておられるご夫婦が主にこの場所を見学される
場合が多いのですが、今回は広場の企画という事で、生殖医療に興味を持っていらっしゃる皆さんを
対象にした探検の会を行ってみました。生命発生の神秘を体感し、また、充実した設備や環境の中で
大切な命がきちんと保護管理されている様子を少しでも知って頂く事が出来たことは皆さんにとっても
治療を受ける上での安心感・信頼感につながるのではないでしょうか?また、今回はこのHPをご覧に
なられた一般の方の参加もあり、生殖医療が良い意味で興味を持って理解されようとする一つのきっかけ
になったのでは・・、と思っています。

 

 

 

 

 

 


培養室の中は機械と装置だらけ。培養室全体の空気中の粉塵もシャットアウトしてしまう装置もあります。
エンブリオロジストから、培養室に設置してある機械類の説明をうけます。人間のお腹の中を人工的に造り出すと
こ〜んなにたくさんの機械や器具・クリーンな環境など
の設備がいるのですね〜!!
改めて私達の身体の中ってすごい!!!!!

これは精子や受精卵が凍結され眠っている
タンクです。
たくさんの命の源が保存されているので
特に取り違えの無い様に二重三重のチェックがされている様子を知りました。

ダウンライトのみの暗くて少し幻想的な雰囲気ですが、
卵は自然光や蛍光灯などの強い光を嫌います。
ですからこのようにくらーい室内で作業を行います。
ちなみに採卵や胚移植の時も少しでも卵にダメージが
及ばない様にこのように(もっと暗いかな)ライト
ダウンして行いますよ。
そうだよね、考えてみれば私達のお腹の中も真っ暗だ
もんね。これまた納得。

真剣に顕微鏡の中の精子を観察中!
精子の数の数え方も伝授!でもバードウオッチングより
遙かに大変だ!!ちょっと目が痛くなる感じ。
参加者12名のうち、なんと男性の方が3名も
いらっしゃって、なんだかすご〜く嬉しかった。

 

 

 

 

 

エンブリオロジストの方が機械の一つ一つ
の役割を丁寧に説明してくださり、合わせてご自分達が
どのような気持ちをもって、卵や精子と接してくださっているか、その様子をも知る良い機会となりました。
きっとこんな細やかな点に気を配った見学会を企画してくださる所は、日本広しと言えどなかなか無いと思います。
会の後のQ&Aのコーナーでの見尾先生の不妊治療への
熱い思いも伝わり私も主人も感激しました。

<探検に参加した Y.Yより>

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